フィレンツェのホテルの窓から どこの美術館も訪れないなんて初めてだ。 それにしても今回の旅行はハードだった。分度器氏から今回の旅は文具買い付け旅行で、基本的に観光はないと思って下さいと言われていた。そして実際にそうだった。小さな街を含めると10の街を歩き続けた。ゆっくり味わう暇すらないハードな旅行だったけれど、後で多くの事を思い起こさせる旅だったのではと思う。私は毎日よく食べたけれど、間違いなく体重は減った。
フランクフルト空港からヨーロッパの地を離れます。もっと旅を続けたいという気持ち感じながら、でもこのぐらいで戻るのが良い按配。 ドイツ、チェコ、イタリアの都市を歩き続け色々な事を感じたけれど、それは帰ってから書くことにしよう。このiPhoneではブログを記するのはやはり私にとって厳しかった。この旅行中の出来事を臨場感持って伝える文章綴るにはキーボード画面が小さ過ぎた。老眼が邪魔して流れるようにボンジョルノ風には書けない。でもなんとか皆勤賞 は無理だったけれど一休でいけた事は大満足。やっぱりiPadいるのかなぁ〜。
今回1番楽しんだのがカメラ。大好きな50ミリF1、4の単焦点レンズ付けたキャノン一眼デジカメと、ワイドコンバージョンレンズ装着して21ミリの広角に武装したGR DIGITAL Ⅲの2台を常時持ち歩きiPhone含めて700ショット以上撮った。色々撮影方法工夫しながら撮るのが楽しくて、毎日持ち歩く重装備も苦にならなかった。ただ一緒に持って来た三脚は一度も出番はなかった。3度目のヨーロッパでやっと満足な写真が撮れたんじゃないかと。帰国してから撮った写真をパソコンの画面で大きく見るのが楽しみ。 万年筆を含む筆記具は、このメンバーで行くのだから充分過ぎるほど楽しめた。ただ入手したいと願っていたアンコラの万年筆は一本も遭遇しなかった。その代わり何本かの魅力的な万年筆たちと出会った。アンコラの万年筆は今でも本当にイタリアで作っているのだろうか。益々欲しくなった。
自転車趣味においては衝撃的だった。イタリアのパルマを訪れた時レンタサイクルを借りて街を巡った。その時自転車を愛しく思いながら自転車を楽しんでいる多くの人たちを見た。その数がパルマでは尋常な数ではない。特に私以上の年齢だろう人たちが、クラシックな風情の普通車にオシャレな服装して乗ってる。それがメチャクチャカッコ良い。日本では見ない素敵な普通車。その日のパルマでの素敵な自転車たちは写真が整理出来たら紹介したいと思ってます。こんな普通だけれどどこか味わいのある自転車をお洒落に乗る事を楽しんでいる文化って素敵だと思う。 今回はモノとの豊かな関わり合いを考える旅だったように思う。2社の日本未入荷品andデッドストックな筆記具たちを探し求める今回のこの日々にしても、もっと効率的な方法はあるとは思うけれど,汗かきながら身体のあちこち痛めながら集めたればこそ、より輝き増すのではないでしょうか。それらの品は分度器さんはネットで、P&Mさんは店頭で、近々紹介されます。 特別なモノたちは価格に比例するとは思わない。心豊かにしてくれて、いつまでも大事に使い続けたいと思う品々との良好な関係が何より幸せ。 錆びていながらひかり輝いて見えた古い自転車に自慢げに乗っているお洒落した老紳士淑女をパルマで見た。心から素敵だと思った。 ドイツでは消費サイクルを隠し持つ製品作りではない、長く使い続けられるモノ作りを感じた。 そんな事色々思いながら現在シベリア上空。あと4時間で関西国際空港。そしてハミが留守番してくれているル、ボナーに戻って行きます。
お疲れさまでした。ギューギュー詰まった、でも思い返せばとても充実した旅ではなかったかと推察しています。また、土産話を聞かせてください。それにしても、最後の画像の自転車、いいなあ。きっと街に溶け込むのでしょう。日本では少なくなった、こういった自転車がとてもよく似合う風景が、パルマにはまだそこら中にあるということでしょうね。
Re: ボンジョルノより
あの普通車良いでしょう。パルマの町では衝撃を受けました。あの写真と同じようなタイプの自転車が売っていたので購入したいと思いましたが、どうやって日本に送ればいいか、送るのにいくらぐらいかかるのか、まったく分からなくて、その下調べをしてから次回行ったときには~。