ル・ボナーの一日
30年前から作り続けている「ネコリュック」
2011年02月02日
年齢層が相当高いル・ボナーでは異彩を放つカタチです。30年前にこのカタチは生まれ、18年前に神戸のこの人工島で、今の3分の1の広さの鞄工房兼店舗を始めたら初期にも、店頭に並べていて人気があった。でも商品構成的にアンバランスだと感じて10年ほど作っていなかったリュックだった。5年ほど前、小学生のお子様を連れたご夫婦が使い込んだネコリュックを修理に持って来られた。まだ学生だったご主人がアルバイトして貯めたお金で、後に奥様になる恋人への始めてのクリスマスプレゼントがこのネコリュックだったそうで、お二人の青春の思い出の品だと。そういったお客様が何組か連続した。それでハミと話し合って再び作り始めた。
30年前に作り始めて5年ほど前に再び作り始めるまでは、丈夫で手頃な値段で入手出来る牛革のグローブレザーを使って作っていた。30年前作りはじめた時は、販売価格が19000円だった。神戸でお店を始めた頃の販売価格は23000円。そして今は材料と仕様をバージョンアップして33600円。一枚仕上げなのと基本パターンは変わっていないけれど、革はシュランケンカーフになり、ベルトは2枚貼り合わせで、ポケットもピッグシルキー使い正真正銘オール革の贅沢仕様になった。多くのお客様たちに懐かしさ感じながら寄り添うル・ボナーの「ネコリュック」を、これからもシュランケンカーフで作り続けていきます。今回は新色加え、お客様の要望にもお答えしながら5色でネコリュックを作りました。
ゴールドとブラック。ゴールド(茶)では何度も作っていますが、ブラックは久々。しっぽ他パーツの革にレッドをコンビネーション。ライムグリーンは前回生産分。最後の一つになりました。
左からオレンジ、スカイ、ピンク。華やかな色たちです。オレンジでネコリュックは始めて。思ったより違和感ありません。少量しかないシュランケンカーフのスカイでも要望に答えて連続して生産となりました。新色のピンクは、この色見た時何を作ればいいのか悩んで、入手してからしばらくの間お蔵入りしていた。豚ピンクなどと呼んでおりましたが、ネコリュックならと作ってみたら、これ良いのではないでしょうか。
153センチのハミがネコリュック背負うとこんなバランス。普段のハミはスカイ色のネコリュック背負って自転車で自宅とお店を往復しています。見た目以上にいっぱい収まるネコリュックはハミのお気に入り。小学生から可愛いおばあちゃんまで大丈夫なネコリュック。ベルトも身長140センチから180センチまで対応出来る柔軟さ。ル・ボナーらしくないカタチだけれど、ル・ボナーを思い起こす人の多いカタチです。
Le Bonheur (22:09) | コメント(5)
Comments
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うわぁ、出来ましたね。えらいこっちゃ~。
(ピンク、とてもかわいいとおもいますよ)
Re;ボンジョルノより
お待ちしております。
可愛い娘さんにバッチリ。
お父さんニコニコ。 -
愛用者でーす!
スーパーのレジで、支払いをしていると、
「ねこですか?」と聞かれました。
知らない人から、リュックのことで聞かれる事って、初めてのこと。
時々「後ろに顔はあるの?」と裏をみたい人も多いです。
関東近辺でも人気猫(リュックか…)です。
街の人と会話が弾んで楽しいです。
かわいいバックを作ってくださってありがとうござます!
Re;ボンジョルノより
知らない人同士がネコリュックで会話が生まれるのは嬉しいです。
これからも作り続けていきます。 -
このネコリュックって子供用とか作れませんかね?
丈夫で手頃な値段の素材で、サイズダウンして、販売価格も手頃だと娘達(3歳&1歳半)に買ってやりたいと思った次第です。
贅沢だと判っていても、子供達の買い物に興味がシフトしてきたのは親馬鹿菌に侵されてきた証拠でしょうか(萬年筆菌も根強いですが(苦笑))
Re:ボンジョルノより
小学生になると持てるサイズにベルトはなっています。
それまでお待ちください。
長く使って頂けないと寂しいじゃないですか。 -
松本様、ハミ様
ご無沙汰しています。
ネコリュック。。可愛い。。
え~~ピンク☆☆☆
私が待っていた色です~~。
ネコリュックもいいけれど、
私は、ピンクのハンドバッグが
欲しいなあ。。
(と、いいつつピンクネコもそうとう欲しい。。)
早速ピンクを見に、次のお休み
には、夫と伺いますね。。
Re:ボンジョルノより
お久しぶりです。
来店お待ちしております。
是非ピンクのネコリュックを。
ベルトも仕様を変えて良い感じでフィットしますよ。
ピンクイイですねぇ。
カラフルなのやシックなの、色々居ると楽しいですよね。
黒猫ちゃんも、見てみたい。。。
Re;ボンジョルノより
色々なのがいて楽しいですよ。
今度来店時にはGF1にライカレンズを装着して来てください。
その佇まいに興味を持つ今日この頃。