あいにくの雨が朝から降り続いている。現在マイアルファはエンジンが温まるまでエンジンルームあたりから耳障りな金属音がする状態。車検通してから消耗部品をいくつか交換してもらい整備点検をしてもらおう。
神戸の陸運局は住んでいる六甲アイランドからすぐ近くの場所にある。書類を揃えて、自賠責、重量税、車検代(1800円)合計56750円を払っていざ車検コースの列に並んだ。まず最初はエンジンルームの点検。その為ボンネットを開けるハンドル下にあるレバーをと思ったらなぁ〜い。よりによってこんな時にこんな事がぁ〜。ボンネットを開ける為のレバーが外れてぶら下がっている。そのぶら下がっているレバーにかろうじて付いていたワイヤーを何度も力一杯引っ張って何とか開いたぁ〜。
事件はそれだけでは終わらなかった。左のヘッドライトの光の高さがクリアー出来ない。その時アルフファロメオ145は運悪いと4〜5年でライトの光軸が折れると、買った時ディラーの整備士の人が言っていたのを思い出した。これはまずいではないですか。Yさんが急ぎテスター屋さんに持ち込み診てもらうと、やはり光軸が折れていた。修理は後でやるとしてまずは車検を通す為捻り出した方法は、ヘッドライト本体は点灯せずにパッシングライトを点灯したままそれを認識させるという方法。その方法がまんまと成功し、2度目のユーザー車検も何とか成功しました。私一人では絶対このアルファをユーザー車検で通すのは無理です。全てYさんのおかげ。
それにしてもこのアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型には驚かされる。光軸が頻繁に折れるなんていうのが許されたり、ボンネットのレバーが何時の間にやら外れてぶら下がっているなんていう安易な接続であったり、どこかいつも不安を心に感じながら付き合い続けなければいけない車。先日知人がこの車を運転した時に「ありえなぁ〜い!」と奇声を発した。ドアミラーは左右違う見え方をする鏡が着いていて、左ハンドルの車を右ハンドルに作り変えた時はドアミラーも左右交換するのだけれど、このアルファはそのまま左ハンドル仕様のままだと言うのだ。そのミラーで確認して運転していたら酔いそうになったと言う。その他多くのイタリア的好い加減さを内包しながら、私はより強い愛おしさをこのアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型に感じるのでありました。
ユーザー車検を終えて整備点検にアルファを持ち込みました。今回は交換する部品が色々あります。でも出来るだけ純正部品でなくても済む部分は国産の社外品に交換していくので丈夫になっていきます?。その車屋さんにイタリアの至宝・ランボルギニーのモデルカーが2体。聞くと今回も大変お世話になったYさんが入手したけれど家に持ち帰ると何かと問題があるので置いている品だという。だったら私がル・ボナーに展示するからと持ち帰って来た。ハンドルとタイヤが連動している精巧な大きなモデルカー。
私のアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型はこの2年の間に3000キロしか乗っていない。車を持っていなくても何の支障もないボンジョルノだと言われれば確かにその通り。モデルカーで歴代のアルファを集めた方が健全?かもしれないけれど、やはりこれからもアルファロメオを最小の出費で維持していきます。
ラテンとは言い難くなってきたフランス車やフィアットとは違って、ラテン車の王道を突っ走る車に乗り続けることを決意された勇者には、もう何も言えません。願わくば、心休まる暇のない、いやいや、心踊るカーライフが長続きしますように。
Re:ボンジョルノより
何せ1年で1500キロしか今回は走行していなかった訳ですから、ラテン車との付き合い方はあまり乗らない事ですので、私はこれからも楽しく付き合っていけそうです。それにしても建て付けの悪さがあちらこちらから露呈しております。それも愛嬌と思える間は付き合っていけそうです。