ル・ボナーの一日
シュランケンカーフは現在28色
2012年05月13日
持っているシュランケンカーフの色を調べてみたら、
ル・ボナーには28色の在庫があった。
こんなに多色あるのだなと、改めて感心してしまった。
シュランケンカーフを使い出して10年以上になる。
珍しくなった本当のシュリンク革だという事と、
発色の素晴らしさに惚れ込んで使い始めた。
だが自分でシュランケンカーフで作った製品を使ってみて、
その事以上に使い込んだ時の質感に魅了されている。
作る上では多くの非経済性を持った革だし、
縫製面でも手間が多くかかる厄介な革だ。
でもこの革が好きだ。
顔料を塗らないとこの発色はでない。でも顔料だけだとこの質感はでない。
そこで芯通しで染料染めした上に顔料を薄塗りして両立させている。
シュリンク革と言っても多くは型押し併用革だ。
シュリンク加工のみで仕上げると、
本来の原皮より5分の1ほど圧縮されて高価な革になる為。
でもペリンガー社のシュランケンカーフはシュリンク加工のみ。
その事で使い込んだ時の特別な質感を生み出す。
この革をこれからも使い続けたい。
Le Bonheur (09:17) | コメント(0)
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