ル・ボナーの一日
2006年も師走
2006年12月05日
人影まばらな六甲アイランドですが、ル・ボナーのあるショッピング街の大家が何を勘違いしたのか大奮発、頑張ってご覧のようなクリスマス・イルミネーション。クリスマス気分に勝手になっている私であります。
旧居留地では今年も阪神・淡路大震災の鎮魂のために始まったルミナリエが始まります。
神戸に住んでいるのにまだ一度も見に行ったことがありません。今年こそは見ておきたいイベントです。神戸はイルミネーションが似合う街です。
なにより神戸の夜景は一年中イルミネーションみたいな感じで、私は大好きなんです。
ル・ボナーの12月は相当がんばって作らないといけない月になりそうです。
イタリア旅行前に作っておかないといけなかったカバンも未完成のまま旅立ち、そのつけを12月に持ち越したため自業自得。自身の尻を叩いています。
東京で製造卸しをしていた頃は朝の8時から夜中の2~3時まで毎日作業していたことを思えばへっちゃらと言いながら、15年の歳月は年齢を増やしたことに反比例して気力と体力の減退をいやでも感じさせられる私であります。
今オーダー品の裁断をまとめてやっています。裁断した後、割り(革の厚みを部品ごとに変える作業)は大阪の山西さんにお願いしているので、まとめて裁断して割りに出さないと非効率になるので。
裁断の時は捨てる部分が少なくて済むよう取都合を意識する私と、捨てる部分が多くても良い所取りのハミの考えがぶつかります。ここのところハミの贅沢な裁断方法が優位を占めています。大断ちの白線、お尻の部分なのだからあと10cm右位まで裁断したいと思ってしまう私なのですが、ハミはそれを許しはしない。高価な革を、贅沢に裁断してカバンを作る。それが許されるのも自分のお店を持っていればこそ。ありがたいことです。
私たちの作るカバンを待っているお客様がいる。それは私たちの幸せ。
それに応えるため、私たちはカバンを作り続ける。優しいカバンを作り続けてゆきたい。
と思いつつ、ル・ボナーの師走はてんやわんや。
Le Bonheur (20:54) | コメント(2)
Comments
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okunoさん
今年の最後を締めくくる12月。
がんばって鞄を作ります。
良い1年であったと言えるように。
年末はどこともあわただしいですね
革をすくのも難しいですね
すぐに失敗してそつにしてしまいます
お体に気をつけて作製してください