愛車・98年式アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型は、ユーザー車検した後その足で市井の修理屋さんに法定点検とパーツ交換を頼んでいた。そして今日元気になって戻って来た。私は本当はディラーで車検を受ける財力はあるのだ・・・・・。しかし同じ年代の同じ車種の車検が部品交換込みで56万かかったということを聞いた時に決心した。20世紀最後の問題車と言われるこのアルファ145を、消耗部品はケチる事なく変えながら出来るだけ安く維持する努力をする事で、アルファロメオという魅力的な車を普通に維持出来る道筋を導き出したいと思ったのでありました。
今回のパーツ交換は異音のするファンベルトと、4年間替えていないバッテリーと、折れたヘッドライトの光軸。購入時ディラーで交換修理したパーツなので、ディラーでの価格は分かっていた。この3つでディラーだと確実に10万オーバー。今回ファンベルトは純正品、バッテーリーは新品の社外品、そして問題のプラスティック製の光軸はすぐ折れるのに高価なので、中古パーツを探し出してもらい付けた。それとユーザー車検中に外れてブラブラになったボンネットを開ける時のレバーは強固に元あった場所に固定してもらい、何十項目もある法定点検をしてもらって消費税込みで4万円弱。納得出来る価格を大きく下まわりお礼の言葉しかない。この値段には頭が下がる。ユーザー車検の時にかかった車検代、自賠責保険、税金を加えても10万以下で2年に一度の試練をくぐり抜けた。ディラーでの車検という安心という幻想の変わりに、市井の修理職人の誠意を頂いた。
145前期型の時代まではエンジンを覆うカバーはアルミ製。現行の車たちのようにボンネットを開けてもエンジン本体が隠れて見えない色気のなさとは違い、魅力的なエンジンルーム。官能的なアルファサウンドを奏でるこの傑作4気筒ツインスパークエンジンの中でも、吹け上がり感はこの時代のツインスパークが最高。軟弱ボディー剛性のアルファ145においてギリギリのパワーを持ったこのツインスパークエンジンは、恐怖と官能をドライバーに提供する。
皆様に助けて頂きながらこれからもこの車を安く維持してゆく所存であります。ただ出来るだけ乗らない事がこのアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型と長く付き合っていける最大の秘訣である事は確かだ。1年間で1500キロしか走行距離を伸ばさなかった私のような者にはベストなチョイス。3万キロに一回は交換しなければならないと言われているタイミングベルトの交換もこのペースだと一生しなくていいかも。愛しのアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型との蜜月の日々はこれからも続く。私の145と同時代のGTVには魅力を感じているし、どうせそんなに乗らないのだから車の中で最も美しいと私は思っている1960年代のジュリエッタ・スパイダーをいっそなどと浮気心はない訳ではないけれど、この20世紀最後のアルファのファミリーカーに十分な満足感を感じているボンジョルノであったのでした。
年間1,500キロ・・・。
車、必要無い様な気が・・・。
私のフランス車は実用的です。
走行中に突然止まったこともありますし、現在スピードメーターは動きませんし、リアから異音(ベアリングの交換が必要)がしますが、コーナーリングは粘りがあり、スピードが乗れば時速×××キロぐらいまで出ます。
フランスも良いですよ。
Re:ボンジョルノより
私はそんなに乗らなくてもアルフィスタでこれからもいきますよぉ〜。
フランス車でもラテン車は皆友だち。乗り続けてください。
それにしてもベアリングが磨耗するなんて、日本車やドイツ車だとあり得ないと言われました。
そんなラテン車ならではのトラブルも受け入れて可愛がってあげましょう。
パーツ交換は今回私がしてもらった修理屋さんが良いと思いますよ。