ル・ボナーの一日

もうすぐ10月 9月色々

2010年09月30日




この暑さいつまで続くのかと思っていた猛暑も突然終わりを告げ、秋らしい今日この頃。何か気候も余韻のない唐突な変化をするため、戸惑いすら覚える日本人ボンジョルノであります。ただ秋らしくなって仕事モードは順調にアクセルON状態。今年もあと3ヶ月、ル・ボナーも正念場です。


オーダーを今は受けていない時計ベルトをやんごとなき理由ありまして久々作った。時計ベルト作りはやはり面白い。シンプルな作業だけれど、それだけに微妙な工夫で大きく表情を変える。今回はレディースの時計ベルトだったので、薄く優しく。


こういったカジュアルなタイプのバッグも、頼まれればオーダーで作っておりました。フルオーダーでのバッグ製作も、この2年お待ち頂いてようやく作ったこの2本で一段落。これからはル・ボナーのカタチ生み出す仕事に集中。





要望あるのだけれど、なかなかまとめ作りする事が出来ないでいたラウンドファスナータイプの長財布が、まだ在庫で残っていた。シュランケンカーフでライトグレー、ブラウン、黒、ゴールド。ブッテーロではチョコと黒。


大人気のベルトキーホルダー「ル・ボナー」ですが、なぜかブッテーロ革タイプばかりが売れて、シュランケンカーフで作ったタイプはまだいっぱいの在庫。シュランケンカーフで作るベルトキーホルダーも良いのに。どこかで時間を作ってブッテーロ革でこのベルトキーホルダー作らないといけないなと思っています。ル・ボナーらしさ伝える特別な革小物。


先日枻出版社の取材があった。電話があった時、万年筆関連の取材かと思っていたら本職の方だった。毎年出ている「日本の革」という雑誌No.3の取材だった。日本の革に対して悲観的な私は躊躇したが、それでも良いからと言われたので受けた。本題はほどほどに、カメラマンの人とカメラについて楽しく雑談した。キャノンの5Dといっぱいのレンズ持ち込んでおられて、それらは使い込まれ味わい増していた。良いモノは新品時より使い込んで味わい増す。


大和出版印刷さん、分度器ドットコムさん、Pen and message.さんの3社共同企画の2011年版四角いダイアリーノートが、色々紆余曲折ありましたが今年も発売開始出来ました。万年筆の書き味にこだわって作り上げたリスシオ・ワン紙の魅力をこのダイアリーノートで愉しみながら、2011年の日々をお過ごしくださいませ。このダイアリーノート用の革カバーを今年も3社に頼まれているので、頑張って作らないといけません。

今日で9月も終わり。2010年もあと3ヶ月。今日は雨の休日。茨城県の田舎から来神する友人を仕事場で待っている時間を利用してブログ書いている午後の時間。

Le Bonheur (17:02) | コメント(5)

Comments

  1. orenge より:

    シュランケンカーフのベルトキーホルダー「ル・ボナー」はホントいいですね。いいなじみをします。品位を失わないなじみといえばいいのでしょうか。
    Re:ボンジョルノより
    私もそう思うのですが、、
    ブッテーロタイプばかりが先に売れていきます。

  2. Apple より:

    次にブッテーロ革でベルトキーホルダーを作るときには、黒に青ステッチなどもあるといいなあ~と思います。
    Re: ボンジョルノより
    次回ブッテーロ革で作る時は、黒では色々な色の糸でのご要望がありますので、青ステッチも作ります。まだ先になると思いますが。

  3. ダイ より:

    初めまして。
    革手縫いのものを作り始めて一年をすぎたばかりのものです。
    今回、コバの処理について調べていてこちらのブログを発見いたしました。なにげなく読んでいるとコバについて書いているではないですか!!おおお!!と思い読ませていただきました。
    というのも、どうしてもコバの処理がうまくいかないのです。色々な人のやり方を試してみたのですがどうにも、、、
    そこで、お聞きしたいのですが、ボンジョルノ様は接着剤は何を使っておいででしょうか?
    初っぱなから不躾な質問で申し訳ありませんm(__)m
    追伸:
    こちらの商品を見ていると、見ていただきたくはないのですが、自分だけ名乗らずにいるのも失礼ですので、ブログのURLも入れておきます。
    Re:ボンジョルノより
    コバの処理は革製品作り永遠の課題だと感じております。クロームとタンニンでも変えないとうまく処理出来ませんし、革それぞれの仕上げ具合でも異なってきます。どちらにしても下地を丁寧に処理する事が美しいコバに仕上げるコツだと考えています。
    ボンドは使用方法で変えています。仮止めにはダイヤボンドが良いとよく聞きますが、私はストロングというボンドを使っています。仮止め用のボンドは、縫う時ずれない様にするためのものですので、使いやすい接着剤で良いと思います。戦前は大和糊使って貼っていたそうですから。楽しんでください。

  4. ダイ より:

    丁寧なお返事どうもありがとうございます!お返事をヒントに七転八倒して考えてみます。
    ストロングですか。。。見かけたら試してみます。
    あと、ボンジョルノ様の日記に所々にはりつけてあるURLの先もあわせて、とてもレベルが高く、これも勉強になりました。
    重ね重ねありがとうございました^^
    Re:ボンジョルノより
    革は生地とかの素材とは違って、厚みを工夫するところに作る醍醐味があります。厚みを工夫する事で豊かな表情を創造出来ます。楽しんでください。

  5. ダイ より:

    厚み、ですか。。。考えてもなかったことですね。。。確かに、そうですね!これはこれは、まことに、珠玉の言ありがとうございます^^デザインに奥行きができた気分です♪
    機会ができましたらいつか、ボンジョルノ様のお店を伺ってみたいと思います。もしかしたら無礼な若造でしょうが、その時はよろしくお願いいたしますm(__)m
    またなにか、どうしても解決できなさそうなことが出てきたら、考えるヒントをお聞かせ願えましたら幸いです。
    では、失礼いたします。

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

アーカイブ