ル・ボナーの一日
ブッテーロのデブ・ペンケース
2010年02月03日
お待たせしていたブッテーロ革のデブ・ペンケースが出来上がりましたー!。
Pen and message.さんと分度器ドットコムさんでも販売しているこのデブ・ペンケースは、
多くのお客様に支持され、今後も繰り返し作り続けて行くであろうル・ボナーのカタチです。
特にブッテーロ革を使ったタイプは人気があります。
イタリア・ワルピエ社が作る、フランス原皮のショルダー革を使ったブッテーロという革は、
革が長生きするよくなめされたタンニンなめしのオイルレザーです。
ショルダー革とは牛の革の上半分の丈夫な部分で、伸びやすい腹部分(エン)は省いて仕上げたヨーローッパ原皮特有の革部分。ブッテーロの場合はそのショルダー革をタンニンでなめし植物性オイルを含ませています。
お手入れ次第で、清潔感のある特別なエージングを楽しめる革です。
特にこのデブ・ペンケースは、手入れしてブッテーロ革の良さを体感するには、
最適なフォルムとサイズの革小物ではないでしょうか。
今回はブッテーロ6色で作りました。
グリーン色は、ル・ボナーのお客様の中で最もお手入れ上手なFさんが使っていて、お手入れしながら使い込まれたそのデブ・ペンケースは~ウゥ~ン ビューティフル!。
新品時よりも間違いなく美しい。
オレンジ色は分度器さんではダントツ人気のデブ・ペンケース。
染料仕上げの革でこのカラフルな発色は凄い事です。
このオレンジ色のブッテーロの場合はそのまま使うと茶色になってゆく。
オレンジ色を維持して深みを出すには、入手直後に表面を締めるために磨き上げましょう。
黒に赤ステッチはP&Mさんで人気大爆発。
私は黒にブルーステッチのコンビネーションが良いなぁ~と思っているけれど、
吉宗さんがそれを許してくれなぁ~い。
ネイビーはル・ボナーでのみ取り扱う事に今のところなっているので、大人しくステッチは同色に。ブッテーロのネイビーは外光で見ないと黒との差が分からないほど濃いネイビー。
ブッテーロのチョコは新品時は少し薄いダークブラウン。
しかしお手入れ次第で深みを持った色へと変貌する。
ブッテーロのワインはル・ボナーの人気色。
この色をバーガンディー色という人がいるけれど、その呼び名はイギリス製の革においてのワイン色の呼び方。ラテンの国々ではこの色はワインが正解。
ミネルバボックスのグリージオや、シュランケンカーフの黒にグレーステッチの、デブ・ペンケースをお待ちのお客様はもう少しお待ちください。
順次作っていますので今月中には何とか出来上がると思います。
その時シュランケンカーフの黒に赤ステッチのタイプ他色々登場します。
少し大きめのペンケース。名前はデブ・ペンケース。
だから筆記具いっぱい入ります。
筆記具好きの玩具箱。税込9,450円。
Le Bonheur (21:48) | コメント(3)
Comments
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先日、ネイビーを購入させて頂いた者です。
ペンケースを替えるのは実に18年ぶりで、満足の行く品を手にすることができて本当に良かったです。
今日早速使ってみました。手にする度に惚れ惚れとしてしまいます。
今後、手入れを怠らず、長く使って行きたいと思います。この度はありがとうございました。
Re: hw さん
ブッテーロという革はお手入れ次第で本当に素敵なエージングを楽しむ事が出来る革です。その上寿命の長い革です。楽しんで使い続けてください。
ル・ボナー松本 -
もともと黒が好みなのですが、黒の同色ステッチを作らないのはどうしてですか?自分としては黒の同色ステッチがあるといいなあ、と思うのですが…。もし、作る場合には声をかけて下さい。
昨年12月に分度器ドットコムさんを通じてブッテーロ、キャメルのデブペンケースを購入させていただきました。
毎日磨いているのでかなり色が深まって来ました。気に入っているのは匂いです。まだ匂いが失われていません。革好きにはこの匂いもたまらない魅力です。
各色のものを見ていると、全色揃えたくなって来ます。楽しみにしています。
Re: ペリカン堂 さん
そうですね。ブッテーロに使っている植物性オイルの匂いは良いかもしれません。お手入れしてブッテーロという革の素性の良さを確認してみてください。
ル・ボナー松本