ル・ボナーの一日
夏色のフェルディー
2009年08月03日
獰猛な牛になるように育てられた「闘牛」の牛さんたち。
でも花を愛し小鳥のさえずりを愛す優しい闘牛の牛さんの
珍騒動を描いたディズニーアニメがあった。
その牛さんの名前はフェルディナンド。
北欧で作られたソフトでねっとりしっとりしたカーフに出会った。
その革の名前は「フェルディナンドカーフ」。
大好きな優しい質感に魅了された。
その時まず最初にディズニーアニメに登場した
フェルディナンドという牛さんが頭に浮かんだ。
この革の優しい質感が活きるバッグを作ろうと思った。
そして生まれたのがこの「フェルディー」というバッグです。
フェルディナンドカーフはその後製造していた北欧のタンナーが廃業し、
この柔らかくてねっとりシットリの大好きな革は入手出来なくなり、
現在はカラフルなシュランケンカーフをフェルディナンドカーフの腰感に近づけるため、
厚みに工夫を加えて作ってます。
そんな理由からこのバッグの名は「フェルディー」なんです。
今ではル・ボナーのレディースの定番としてなくてはならないバッグとなっています。
そのフェルディーが夏っぽい色4色で登場。
どの色も季節問わずに持てるとは思うけれど、
特に夏でも暑苦しくなく持てる色たちをと思って作った4色。
ブルーはシャープな色だ。
ブルーの色は今までタンクトートとネコリュックで使ったけれど、
今回フェルディーが3種類目。素敵な色だ。
エッグは優しいクリーム色。
夏に合う爽やかカラー。冬は冬で暖かさ感じる柔らかな色。
シュランケンカーフはエッグのような薄い色も汚れが付き難くて安心だ。
オレンジはここのところ入荷がなくてバッグでの登場は久しぶり。
シュランケンカーフを代表する色のオレンジの発色は、
不思議なほどバランス持ったカラフルカラー。
黒のお洋服や白のお洋服の時、一輪の花のように映える色。
トープは大人気のシックな色。
バックに仕上げる前の革の状態で見たときは、地味だなと思ったりするけれど、
それをカタチにすると映える色だと感じる。
フェルディーはベルトを倍の長さに伸ばしてたすきがけすると違った表情みせる。
前後本体のカタチを変えたパターンの妙。
革の質感生かしたバッグが好きです。
そんな革の質感で持つ人にフィットしたら良いな。
「フェルディー」はそんな思いで作ったバッグです。
最初使っていたねっとりしっとりで深みのある色のフェルディナンドカーフとは違って、
現在フェルディーに使っている革は爽やかなカラフルカラーのシュランケンカーフ。
これはフェルディーにとって素敵な進化だったとこの頃思うのでありました。
Le Bonheur (08:05) | コメント(0)
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