
この婦人用のショルダーバッグの名前はフェルディー。
北欧のソフトカーフのしっとりした質感のフェルディナンドという革に出会い、ディズニーのアニメで花が大好きで戦う事が嫌いな優しい闘牛の牛さんフェルディナンドの事を思いながらハミが作り出したバッグです。今はそのフェルディナンドという革は入手できなくなり、カラフルなシュランケンカーフで作っています。
先日下関から新幹線に乗ってお客様。普段はパパスを使っている奥様ですが、ここ一番という時はフェルディー。その日も半年ほど前に購入されたフェルディー持って来店です。
福岡の街を歩いている時同じフェルディーを持った人とすれ違いニッコリ会釈したとお話していただき、私たちも幸せな気持。私たちの知らないところでフェルディーがコミニケーション。
神戸出張の度に来店されて楽しいお話をしてくださるtakaさんから電話。フェルディーを送ってほしいと。
大好きな奥様へのプレゼントだそうです。60歳間近なれど今でも恋人同士のようなご夫婦です。
私たちが勝手に中高年カッコイイグランプリに選んだtakaさん。日本人離れした体系、センスの良い着こなし、味のある顔(二枚目ではなぁ~い)、バランスのとれたこだわり、魅力的な会話、そんなtakaさんが愛する奥様にフェルディーをプレゼント。
昨日の夕方、小児科医のT先生から「今から行くから早く店を閉めたら承知せんぞ」と電話がありました。T先生は子供が大好きで土日も病院を開けている赤ひげ先生。私より10歳以上年齢が上だのに今もラクビーをしているロマンスグレーのカジュアル紳士。ル・ボナーに集うカッコ良いおじさん、勝手に決定戦でtakaさんと最後まで競ったお人であります。15年前からのお客様です。
1時間ほど車をとばして奥様と来て頂きました。
注文されている品の催促かと戦々恐々としていましたが、そうではなかった。一安心。
いつも以上に真剣に品定めに夢中のお二人。聞くと総合病院で大変な救急医療に従事している息子さんが結婚されるとの事。そのフィアンセの娘さんへのプレゼント探しだそうです。楽しそうに悩んだ結果フェルディーに決められました。
帰ってからその事をハミに話して、二人で幸せのおすそ分けを感じて満たされた気持になりました。
T先生が普段使っている封筒型のセカンドは10年選手。内貼りのアメ豚がボロボロになったので修繕し、表の革も結構傷んでいたので同じ形で新しく作ったのですが、先生は使いなれた10年選手の方がしっくりくるようであります。気に入って使っていただける限り、お世話させていただきます。
フェルディーが私たちに幸せを運んで来た1週間でありました。
フェルディーは私も大好きです。
なので娘と共に東京に旅立たせました。私が使って革が少しいい感じになってきたところでした。今は娘が育てていることでしょう。
フェルディーを見ると娘を思い出します。
けれどないと寂しいのも事実。いつか私のフェルディーを迎えにお店にお邪魔したいです。