ル・ボナーの一日
プティトートが出来上がりました
2007年01月27日
プティトートが出来上がりました。今回は水色、オレンジ、ゴールド、紫です。
紫という色は難しい色だと思います。微妙なさじ加減で上品な色だったり、そうでなかったりします。
シュランケンカーフの紫はほんとに良い色だと思います。さすがエルメスが色指定して作った革だけあります。気品のある紫色です。
プティトートは、ハミがデザインして作り始めてから25年ほど作り続けている息の長ーいトートバッグです。
最初は国内でなめしたタンニン革を使って、裏地も付けていませんでした。その後何度もマイナーチェンジを繰り返し、現在のシュランケンカーフを使ったプティトートに落ち着きました。
その間、本体の基本パターンは変えていません。マチと本体を仕切る内縫いの玉ブチのところで閉じずに台形に閉じたことで、特別なラインが生まれるところがこのトートバッグの特徴です。
そのことで小さく見えて案外収納力のあるバッグに仕上がっています。お弁当箱が納まる巾のマチにしたので、マチがサイズの割りに広いのですが、そのアンバランスを台形に閉じることで、収まっています。
取っ手の根革も本体上部ぎりぎりから持ってきているので、長く使いつづけても、使い込んで変形したプティトートは今のところ見ていません。無理なデザインをせずに作り出したカタチなので、安心してお客様にお勧めできます。
シュランケンカーフはカラフルな色がいっぱいあります。パステルカラーのクレパスのように。
多くのかばん屋さんが黒、チョコ、茶が中心で、カラフルな革で作ったバッグはさし色の立場ですが、ル・ボナーでは綺麗な色から売れていきます。色を楽しむ人たちが多く住む街で、鞄作りが出来て幸せです。色が一杯、作っていても、飾っていても楽しい。そのため、革の在庫も多色揃えないといけないので大変だけれど、楽しくモノ作りが出来ることが1番。まだ製品にしたことのない色のシュランケンカーフも革棚にあります。作らないといけません。
Le Bonheur (07:22) | コメント(5)
Comments
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友人がブリーフケースを買うのにくっついていきました。
その時一目惚れして衝動買いしたのがプティトートの紫でした。
私のル・ボナーコレクション第1号です。
深みのある上品な色シンプルだけどどことなく愛らしい形でとても気に入っています。
ガンガン使っても風合いが出てきこそすれくたびれてこないのはさすがです。
色違いも欲しいなあ。 -
オカザキさん
名刺入れ届きましたか?お待ちしています。
gonnosukeさん
気に入って使ってくださって、嬉しく思います。是非色違いのプティトートをお買いあげくださーい。 -
今晩は。紫のプティトート、素敵ですね。一昨年、お店で出会った紫のティアが思い出されます。ひと目惚れ。。だったのですが、高価なお品でしたから、私のところにはすぐには来てくれなかったです。いつか来て欲しいなあ。。。
プティトート君は、すぐ来てくれるかしら、また見に伺います。 -
クワハラさん
紫のティアは良かったですよね。ティアの場合はシボが均一な革を厳選して作っているので、紫では今まで2個しか作っていません。クロシェット?もう少しお待ちくださいね。
お世話になっております。
明日「バイオレット」(紫)を拝見にお伺いいたします。