ル・ボナーの一日

N氏のバーゼル、ジュネーブ・サロン

2006年08月08日

グラス.jpg シュランケンカーフの水色で作ったグラスが時計雑誌のクロノス9月号に載りました。 私の時計学の先生のN氏が担当しているコラムのページで紹介されたのですが、エッセイ風な文章がすごく良くて、私は幸せです。ハミが思い入れを込めて一点作りで作ったグラスで、それが伝わる文章なのでうれしくなりました。 それと写真が綺麗。伝え難いシュランケンカーフの質感が良く撮れているのです。やはり、プロのカメラマンは違うと感心しました。ル・ボナーのホームページの写真もこんな風に撮れるといいのだけれど。 N氏が中心の一人として取材された、時計雑誌TIME SCENEvol7のバーゼルとジュネーブ・サロンの特集記事は良かった。 時計の好きな私には新作の揃うバーゼルは興味深いのですが、N氏たちの特集記事は、新作は当然紹介しながら、そこに集う人と空気を伝えようとしています。 ビジネスの一環であるのは確かなのだけれど、世界規模の大人の遊び、文化祭のような、同窓会のような。 独立系時計師の作品も、大手メゾンと同じようにバイヤーの目に留まります。資金力のない独立系時計師は一つのブースを共同で借りて展示します。ライバルでありながら同志でもあるみんな。時計職人とデザイナーが主役のお祭り。 この特集を読み進めると、それが臨場感をもって伝わってきます。 時計を地道に作り上げている人たちの年に一度のご褒美のようなひと時。それを多くの時計関係者が祝福し、ついでに関係者みんなが楽しんでいる祭典。 そんな忙しく楽しんでいる?最中N氏は、私の大好きなフィリップ・デュフォーさんとパパス・ショルダーの写真を送っていただき、感謝、感謝。 カバン業界も、日本規模でいいから、一同に集うお祭りがあればいいのになぁー。 私たち独立系鞄職人は、お金ないからグループを組んでブースを借りて展示します。 ビシネス的にも大手問屋と対等の条件を得ることができます。大手問屋も刺激を受けることが出来て、業界全体が活性化すると思うのです。 その時には、N氏に特集記事を書いてもらいたいなぁー。 そんな夢を描かせていただいた、N氏のバーゼル、ジュネーブ・サロンの特集記事でした。

Le Bonheur (08:18) | コメント(4)

Comments

  1. kazubon より:

    プロが撮影した鞄写真って、他にもあれば数点、見せてもらえますか?
    少しでも、HPの写真撮影に活かすことができればなーと思います(汗

  2. ル・ボナー松本 より:

    ハイわかりました。雰囲気のあるカバンの写真揃えておきます。

  3. T@岐阜 より:

    6月半ば頃にパパスショルダーのグレーを購入した者です。お店ではいろいろと話が出来て楽しかったです。製作の邪魔になってしまうかも、とそちらの方が心配でしたが・・・
     あれからずっと雨が降り続いたりして、やっと先日使い始めました。これから革が変化していくのが非常に楽しみです。
     学手ブリーフも気になりますが、仕事の内容に自信がもてるようになった時、購入しようと思います。その時にはよろしくお願いします。

  4. ル・ボナー松本 より:

    カバンを大事に思っていただきありがとうございます。ほんとに経年変化の素晴らしい革なので、それを楽しんで下さい。
    神戸に来られる時は、気兼ねなくお立ち寄りください。

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