ル・ボナーの一日

手縫いの馬蹄型小銭入れ

2006年06月09日

小銭入れ馬蹄.jpg 手縫いのオーダーをする前には、手縫いの感覚を取り戻すために、試運転的にこの馬蹄型小銭入れを作ります。手縫いはリズムが必要で、時々しかしない私には試運転が必要なのです。 鞄や小物の手縫いは、スーツや靴と違って見せる手縫いです。一目一目気を使います。 楽しい作業ですが、工賃換算すると割のあわない作業です。でも面白くて夢中でしてしまいます。 馬蹄型小銭入れは多くのブランドから出ています。斜め縫いは手縫いの専売特許だと思っていたら、斜め縫い出来るミシンがあることを知り、恐れ入りました。 馬蹄型小銭入れも、外国製のものは大きくて、日本製のものはそれより小さめのものが多いです。 ル・ボナーではその中間ほどのサイズのパターンで作っています。 また日本人はキューと締まるのを好みますが、外国ではそのことにあまりこだわりません。エルメスの作る馬蹄型小銭入れはゆるゆるプカプカです。私は日本人なのでキュッと締まることにこだわってしまいます。 馬蹄型は小銭入れの中の王様だと私はおもっています。バランスが絶妙な小銭入れです。 ダービーハット.jpg話は変わって、この帽子ボーラー(ダービー)ハットと言います。昔からこの形の帽子が欲しかった。 私の普段のスタイルで、この帽子はアンバランスなのは分かっているのですが、この形が大好きなのです。 本格的な英国製のボーラーハットはウールフェルトを型だししてその後表面をバーナーで焼き固めるので、叩くとコンコンいうほど硬い帽子です。 日本では戦前、かぶっている人は普通にいたみたいですが、今では芸人さんが舞台でかぶるのを見るぐらいで、巷では見かけることはまずない帽子です。 神戸堂のご主人に相談したところ、英国の老舗ブランドのボーラーハットをオーダー出来るとの事。 帽子は自分が似合うと思ってかぶり続けると、どんな帽子も似合ってくると信じて、私は本格的な英国製ボーラーハットを入手します。 この帽子をかぶっている私自身を明確には想像出来ないのだけれど。

Le Bonheur (07:16) | コメント(2)

Comments

  1. オカザキ より:

    お世話になっております。
     アップルグリーンのシュランケンカーフのコインケースにつきましては、11日(日)にお伺いした際に手にとって見てみたいと思いますので、その節はよろしくお願いいたします。

  2. ル・ボナー松本 より:

    シュランケンカーフの馬蹄型小銭入れは売れちゃいました。ごめんなさい。

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