
去年の11月に登場したル・ボナーの新作ブリーフケース「マエストロ」。
半年ぐらいかけて在庫がなくなればいいかなと思っていたら半月ほどで完売。
バックオーダーも結構あって、思った以上の人気に嬉しい悲鳴。
そして早々セカンド生産を始めました。今月中には店頭に並ぶでしょう。
今回はシュランケンカーフでネイビー、トープ、ダークグリーン、オレンジ。
それと去年初めて入手したソフトスノーカーフで黒とダークブラウン。
ソフトスノーカーフはシュランケンと同じペリンガー社の革。
シュランケンよりソフトでねっとりしている。
オイルを多く含んでいて使い込んでどう変化するか楽しみだ。

このバッグのようにル・ボナーらしいハンドルが付くタイプは、
本体とハンドルを繋ぐ部分には、オリジナルのカンとオサエを使う。
このカンとオサエのように固い金属どうしが接触し動く部分は、
負荷をかけ続けると金属が擦れて摩耗する。

これを少しでも解消する為に、
ル・ボナーではその接触部分に革を貼る事にしている。
それも哺乳類最強だろうエレファント革を。
こうするようになってからカンの軸棒交換はめっきりなくなった。
なのでいっぱい入れると相当な重量になる「マエストロ」も大丈夫。
それにしてもこの「マエストロ」はル・ボナーらしいと思う。
ハードタイプのブリーフは威風堂堂としていて格好良い。
でも使い手の身体にフィットしないので気構えて使う事になる。
それに比べソフトタイプはフィットするから楽。
ただその楽を求める多くの人たちは、
革じゃなくてナイロン製で十分と思っている。
でも楽に持てる革製を欲しているビジネスマンもいるはず。
そんなニーズにこの「マエストロ」がぴったし合った。
今年の新作はリュックを考えている。
それもスーツ姿でも違和感なく持てるビジネスリュック。
この分野ではまだ魅力的な製品は見当たらない。
「マエストロ」で求めた価値をリュックで。
ニーズは少数だろうけれどあるはず。
去年の暮れ、弁護士の友人が仕事の途中寄ってくれた。
その友人はスーツ姿でビジネスバッグで有名な、
アメリカブランドの革製のリュックを背負っていた。
決して満足している訳ではないけれど、
スーツでもギリギリ違和感なく背負えるリュックがそれだった。
彼が気持ち良く持ち歩けるビジネスリュックを作りたいと思った。
すぐにイメージが想像出来て絵を書いてみた。
これは良いのではないでしょうか。
コンセプトは「マエストロ・リュック」
新年早々、創作意欲旺盛でいいことですね。早くイメージをみせていただけるとうれしいです。
Re:ボンジョルノより
イメージを絵にしたのですが、
「サンプルが出来てから公開した方が良いよ」とハミに言われたので、その絵の画像は今回出しませんでした。