ル・ボナーの一日
「学手風ブリーフケース」はやはり良いなぁ〜と思う。
2012年03月18日
東京にお住まいのN氏が出張で関西に来られたついでに、ル・ボナーに立ち寄られた。
寄り添うカバンはル・ボナーを代表する「学手風ブリーフケース」。
ブッテーロの革を使ったル・ボナー製品をお使いのお客様は、
びっくりするぐらいのお手入れ名人の方が多くいる中、
私と同じでN氏はお手入れした気配なく?使われているので小傷がいっぱい。
でも気にせずがんがんお使いで、それはそれで良い味わい感じられる。
定番より幅広に作ったマチ幅だけれど、
二本の立派なベルトがしっかりホールドして、
使い込んで絶妙な形状を生み出している。
ベルトがない普通のカブセ式ブリーフケースだと、
この幅広のマチだとシンメトリーな変形はまず望めない。
多くのお客様からこの学手風ブリーフケースの注文もお受けしている。
でもこのカバンの特徴である全面のベルトを通す立体的なループ(通称・ゲタ)が、
量産を阻んでいて工房内生産の為申し訳なく思っているけれどまだ作れないでいます。
前回作った時は、何個かは店頭にも並べたいと思い多めに作っていたら、
作っている途中からその店頭展示用にも注文が入ってしまい、
結局お店に並べる事が出来なかった。これは嬉しくも有り寂しくも有り。
今一年に一度の恒例のダレスバッグを作っています。
確か12月の恒例だったはずが、
ここ数年この時期恒例にずれており申し訳ない事であります。
こちらは太ダレスも細ダレスも両方店頭に並べられる事が出来る量を作っています。
現在最終段階のトップフレームを本体に取り付ける手縫いをしているところです。
お待ち頂いている皆様、もう少々待っていてください。
Le Bonheur (19:22) | コメント(4)
Comments
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学生証を手放してから26年経ちましたが…
未だにニセの国際学生証で映画を安く観ているオレにピッタリのカバンじゃないですかw
Re: ボンジョルノ より
卓ちゃんのファッションを考えると、
このブリーフケースを持つ場面は想像できない。
でも良いですよ。 -
お久しぶりです!
おっ、私と同じ黒(あるいは紺?)に青ステッチの太ダレスじゃないですかあ〜。
昨年冬の終わりに仕立て上がったコートを、今年下ろしました。あのダレスと共に、外見だけは紳士の服装が完成いたしました。
Re: ボンジョルノ より
お久しぶりです。
今回ブルーステッチはネイビーの革です。
使われている太ダレスがどんな風にエージングしているか見せてください。 -
初めて投稿します。
英国のtanner krolleをwebを見ていたら、例の名物棒屋根をgladstone bagと称し、ル・ボナー松本さんはhunting kit bagと仰っています。我々の認識するgladstoneとは違いますね。昔の青木商店のカタログを見ると、棒屋根はkit bagです。まぁ、そんなことはどうでもよいのですが、東京にお越しの節は、たまにはエースの鞄博物館にもお寄りください。展示品以外の所蔵も有ります。
Re: ボンジョルノ より
東京出張の時、時間に余裕が有る時はバッグ博物館には何度も行っています。前回の出張時にも行きましたが、リニューアルする前の方が私は好きでした。
早く学手風ブリーフ作って下さいな!すぐに頂きますから〜(笑)!しかしこのネイビーは非常に良いですなあ〜(笑)!
Re: ボンジョルノ より
たがみさんも学手ブリーフ入手希望だったのですね。
いつ作れるかまだ未定ですががんばります。