ル・ボナーの一日

私にとって居心地良い神戸元町界隈

2011年02月25日

昨日は木曜日でル・ボナーはお休みの日。ここの所休みの日も仕事場に出る事多くて、この神戸の離れ小島・六甲アイランドからあまり出る事なく過ごしておりました。昨日は終日フリーだったので、久しぶりに神戸元町界隈に出没しました。神戸の中で元町界隈は妙に居心地が良いボンジョルノです。チャーの散歩を早めに終わらせ、愛車のアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型でハーバーハイウェイを飛ばせば、20分でPen and message.さん横の有料駐車場。ここに車を停めてまずは久しく顔を出していなかった「水谷時計修理工房」へ。路地裏にある水谷さんの工房は、私にとってピノキオのゼベット爺さんの工房のように思える。路地裏の階段を下るとすぐに見える。窓越しに仕事に集中している水谷さんをそっと見てから中へ。



いつものように優しい笑顔で迎えて頂いた。水谷さんに出会えた事で、時計趣味の楽しみが新たに加わった。特別でない時計でも手を加え維持する事で、その使い手にとって特別な時計に変わる。このところいつも付けている50年代のオレオールというブランドの時計も、水谷さんが裏蓋をスケルトン加工したモノを無理に譲って頂き、気に入って使っている時計だ。


今回は懐中時計のメンテナンスを二つお願いした。裏蓋開けて機械について水谷さんから詳しく説明してもらうのが好きだ。人が作り出した小宇宙を、説明聴きながら愛おしく感じています。

いつまでも居たいと思える居心地の良い場所。でも長いは無用。仕事の邪魔になります。1時間弱居て退散しました。



Pen and message.さんを訪れるのも久しぶり。ビルの大規模修繕の骨組みもはず去れすっきりしていた。この万年筆ショップは絶妙な位置と佇まいだと思う。元町駅からすぐ近くでありながら、隠れ家のように目立たない路面店だ。それがより居心地良い場所にしているのかもしれない。

スタッフK女史は、入手したばかりのル・ボナーのアイリス色のタンクトートが大変お気に入りのよう。ありがたい事であります。それにしてもセーターを同色で揃えて持つK女史に恐れ入りました。K女史は万年筆だけではなくて、ル・ボナー製品もヘビーユーザー。そして広告塔。

いつものようにP&Mさんの委託販売コーナーには魅力的な万年筆たちがいっぱい。目の毒だ。この場所も静かな時間が流れ居心地よいけれど、「お出ししましょうか?」「書いてみられますか?」の言葉が出る前に退散だ。



神戸元町界隈に来るとこの2軒は必ず訪れ、その後元町高架下商店街を冷やかし、元町本通り商店街の杉本酒販(タバコの方がメインだのに)にてシガリロを買って帰るのが今までのパターンだった。それがどうした事だか、カメラのカツミ堂にも必ず寄るようになってしまっている。カツミ堂はカメラ専門店として神戸の最後の砦。カメラ関連の品はできるだけネットや家電量販店ではなくてここで買いたいと思っている。今大変興味津々のレンズのノクトン25ミリF0.95が見れるかなと思い覗いて見たけれど、やはり人気で入荷すると展示される間もなく売れちゃっているようだ。

元町界隈を歩くと、私の若かりし頃の「昭和」にタイムスリップ出来る。「殿方ぁ〜」と接客して頂けるマダムがいるネクタイ専門店・「元町バザール」へも今度アスコットタイを購入しに入ってみよう。気弱な私は少しビクビクしながら。

Le Bonheur (21:34) | コメント(1)

Comments

  1. S原 より:

    アイリスのタンクトートやっぱり良い!!楽しみだなぁ。
    Re;ボンジョルノより
    アイリスのタンクトートは凄いでしょう。
    月曜日には送り出せると思います。
    楽しみにお待ちください。

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