ル・ボナーの一日

パターンは一緒でもこれだけ変わる細ダレス

2011年01月17日




細ダレスの枠交換で手縫いをしているボンジョルノ。
ル・ボナーの常連客で、週末は半店員のF氏撮影。
枠を包む革の厚みと手縫いする位置を変えてみました。
縫い終わり枠を閉じてみると〜。


パターン同じだのに少し革の厚みと縫い位置を変えただけで、
枠交換した右の細ダレスはこんなにフォルムが変わった。
細ダレスはマチ部分には枠を縫わない仕様の為、
枠を閉じた時にマチ部分のテンションが枠にかからない。
なので太ダレスと違ってスマートな形状になるのだけれど、
少しの工夫を加えると細ダレスでも、
本体トップ部分にふくよかなカーブを生み出せる。
マイナーチェンジを考えている細ダレスには、
この工夫をもう少しおとなしめに加味させる事にしよう。

30年以上カバンを作り続けているけれど、
今でも新しい発見がいっぱいあってカバン作りは面白い。

(追伸)
今日は16年前に「阪神淡路大震災」があった日。
あの日は16年経った今でも鮮明に記憶に刻まれている。
私たちはあの日を境に、神戸を終の住処としようと思った。
素敵な神戸人の仲間に加わりたいと願った。
これからもこの地でカバンを作り続けて行きます。

Le Bonheur (22:01) | コメント(0)

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